あとがき

 ふう。もう大分ヘビーなことは書き終えた。

 

 前回の記事までで、私が頭に浮かんだ大層なことはほぼ終わりです。

 

 無名の素人のブログだし、気にしすぎかもしれないけれど、期せずして読んでしまい不愉快になった方、ごめんなさい。でも、どこかで吐き出さなければ、私の精神がとてももたなかった。おかげさまで、今は書き始める前よりも大分スッキリしました。

 

 ここからはもう、本当に思いのままに書いていこうと思います。日記なんて続いたことがないし、いつか飽きてやめちゃうかもしれませんが。

 

 何書こうかな。……そうそう、前回までの大層な話を、真実かどうか確かめたくて、松本人志さん宛てに手紙書いたんですよね。このブログを始める前ですけど。

 

 芸能人に手紙なんて、初めて送りました。けど、人生で一度くらいこんな経験をしても悪くはない、何より承認欲求の女で苦労してきたであろう男性のなかの一人で、彼しかいない! と思って手紙を出しました。まあ結局、無視されてますけど。

 

 その無視に耐えられず、ついにこのブログで公開するに至りました。内容は、松本氏への手紙に書いた内容が大方となっています。このブログ用に編集して、手紙を書いていたときはこうかなと思っていたけれど、やっぱりこれは違うなと考え直したところは削ったりして。

 ただ、一人で抱えるのがいい加減耐えられなかったため、文章の綺麗さよりも早く公開することを優先してしまって、少々読みづらい文章になってしまったかも、とは反省するところです。

 

 もう、ヘビーなことは出てきません……多分。

 

 多分? となってしまうのは、1つだけ、あるんですよね。これってこうなんじゃないかな? っていうのが。いや多分、恋愛ほどじゃないんですけどね……

 

 不和家庭出身者の方って、就職にも強いんじゃないですかね?

 

 いや、ほら、今って面接至上主義じゃないですか。不和家庭の方、特に若い不和家庭の方は得意だと思うんですよ。短い間で目の前の相手に気に入られるっていうの。

 日本の大企業って、新卒採用が基本ですよね? で、大企業って、5回も6回も面接するって聞いたことがあるし、面接大得意な人が残ると思うんですよ。

 

 でもそれって不和家庭出身の方が選ばれやすいんじゃないですかね?

 

 不和家庭出身の方、ヤンキーしたりせずに察してちゃんになってる方、若いとき、良く見えるんですよ。円満家庭の人間より常識的だし、気が利くし。

(非行に走ったり、喧嘩して家を飛び出したりするのが、察してちゃんにならないための救済策じゃないかとも私は思ってるんですが、これも書くの忘れた……いろいろ忘れてるな、私は)

 

 日本の大企業が傾いていったのって、もしかしてそれが原因なの?

 

 不和家庭出身者が最も良く見えるときに採用試験がある。でも、知ってのとおり、日本は終身雇用。30歳前後から疲れてきて、精神的に不安定になりやすい人を好待遇で迎え入れてたってこと? それに、面接至上主義のリスクはそれだけではない。

 

 面接の強い人ってコミュニケーション能力が高い人ってことですよね? でも、コミュニケーション能力の高い人って、結局社会や周りに自分を合わせるばかりで、自分の世界がつくれるの? 自分の世界がつくれない人って、画期的なアイディア思いつくの?

 

 学歴社会なんて、遠い昔の話。せいぜいバブルの頃くらいまで。学歴がろくに役に立たないことを、私は身をもって知っているし、難関国立大の就職率が軒並み低いことは、何年か前に読売新聞のデータを見て知った。今は掲載してないけど。

 

 ああ、こんなことなら勉強なんてしなければよかった。上司にお世辞の一つでも言える練習をしておいたほうが良かったのかもしれない、と何度思ったことか。

 

 でも日本の大企業って長いこと画期的なアイディアで成功、とかしてないし、もう沈むのかな。もしかして画期的なアイディア出してたのって、面接で選んでなかった頃に入社した人? 

 

 なんか、いろいろ思うところはあるけど、とりあえずその沈みそうなところに縁がないことに感謝したほうがいいのかな。

承認欲求の女の最大の罪⑤

 なんだかいろいろと怖いことを書いてしまった。

 

 長年にわたり、男尊女卑体制と言われる社会が続いてきたのは、どうも男の権力者の女に持つ印象がすこぶる悪いのが最大の原因のようだ。

 

 妻。恋人。男にとって、最も身近な存在だ。

 そしてその最も身近な存在が男慣れしていたり、精神的に不安定だったりして、女を勘違いしたまま政を行うのだから、世の女性たちの反感を買うのは当たり前だった。

 

 女の数は権力の象徴とも言われてきたが、なるほどこういうからくりがあったのだ。

 

 権力が大きければ大きいほど、承認欲求の強い女が大勢、妻として、恋人として名乗りをあげる。

 関係を持てば、やがて気分が悪くなってくる。実際、浮気をする女も少なくないのかもしれない。

 そして別の女と関係を持つ。次はうまくいくかもしれない……。

 

 美人は国を傾ける。

 

 この言葉の『美人』とは、二重まぶただとか、鼻筋が通っているだとか、そういうことではなく、権力者を夢中にさせてしまう女、という意味だ。

 現代人の考える『美人』は写真や映像に映える顔立ちをした人のことだ。対面と、写真や映像では人に与える印象は多分違っている。

 

 そういう意味でも、私たちはずいぶんと昔の人とすれ違ってしまっている。

 

 私は、抑圧というものは、勘違いがもとで起きると思っている。

 

 岡村氏の騒動を見る限り、男性というものは女の拒絶反応というものを、受け入れられないのだろうか。感覚的には、大昔の男性が、女の生理出血を受け入れられかったというのと同じだろうか。

 

 だが確実にそれは存在する。しかし、恋愛も成立しにくくなっている。

 

 恋愛に縁のない人でも、子どもがほしい人はいるだろうが、現代には人工授精という、肉体関係を持たずとも子どもを授かれる(かもしれない)魔法が存在する。いずれ、子どもを持つ方法としては一般化していくかもしれない。そしてゆくゆくは……

 

 処女や童貞のまま生涯を終えるのが当たり前になっていくかもしれないが、仕方がない。

 

 岡村氏がパンドラの箱を開けた、と言われるのはそういう意味だと思う。

承認欲求の女の最大の罪④

 そもそも、なぜ女の体の常識の乏しい男ばかりなのか?

 

 確かにあまりにもデリケートなことで、話題にすることはなかなかないだろう。

 それに、男性からすれば、相手から拒絶されるなど、考えていて気分のいいことではないかもしれない。

 

 しかし積年にわたる、性犯罪被害の訴え、セクハラ被害の訴えなどは、一体何と考えていたのだろう? それに……

 

 自分の妻や恋人に、一体何を教わってきたのだろうか?

 

 実は、私が今まで長々と書いてきた恋愛についての結論は、岡村氏の騒動が発端だった。それまでは自分に出会いがないことを嘆くだけだったが、この騒動が起きてからというもの、恋愛や結婚、性について真剣に考え続けた。

 

 そして浮かんだのが、男性が清楚でない女性を好きになっているのではないか、ということだった。

 

 多くの男性は不健全成長の女に夢中になる。

 不健全成長の女は、他人に自慢できるような男と結婚したがる。

 

 高名な男性と承認欲求の女という組み合わせは、ある意味需要と供給が一致していると言っていいだろう。結婚して、お互い幸せになっているなら、もう何も言うことはない。しかし……

 

 男を不幸にして、女への不信感を植え付けてしまっているなら、話は別だ。

 

 考えたくない考えだった。でも何もかも辻褄が合う。高名な男性は自分を不幸にする女と関係を結んでいる。おそらく、作家を除いて、ほぼ全員。

 

 高名な男性が、好いていない男に対する女性の拒絶反応を知らない理由。

 

 浮気をされて、心底女を恨んでいる? 言いにくいことを言わない女だから、男に教えられていない? いやそもそも、振り回されてきたから、女に対するイメージが悪すぎる? それとも……

 

 好きでもない自分と、にこにこして関係を結んでいたから?

承認欲求の女の最大の罪③

 一方、男性の側はどうだろうか。

 

 男と女の体の構造はまるで違う。ポルノ商品は多く流通しているし、風俗店もある。結婚などせずとも性欲の処理には困らない。最初はそんな風に考えを進めていた。

 

 しかし恋愛の法則に行き着き、多くの男性が入れあげるのは不健全発達の女であることを知った。そのなかでわかったことがある。

 

 多くの男は、好きでない女の前ではてこでも動かない。

 

 そもそも、結婚自体、興味のない男性が多い。こういう結婚式をしたい、ドレスはこれ、新婚旅行は……と、相手がいないときから考える女性とは対照的だ。

 相手を本気で愛していなければ、結婚など考えもしない。

 

 昨今は、セクハラと言われるのが怖くて女性にアプローチできない、という意見があるらしいが、ただ単に本気で好きな女性がいないだけではないのか。

 

 実際、未婚時代と言われる現代でも、高名な男性の成婚率は高い。男が夢中になりやすい不健全発達の女、承認欲求の女との結婚が成立しやすいからだ。

 

 女が皆、承認欲求の女であれば男にとってはよかったのだろうか。

 しかし、現実にはそうもいかない。

 円満家庭出身者が増え、承認欲求の女どころか不和家庭出身の女が減っていき、恋愛対象となりやすい女は減っている。私は、30歳以上の多くの独身女性が、円満家庭出身者ではないかとみている。

 もちろん、「高望み」と言われる不和家庭出身者が独身を続けていることもあるが、そういった女性は、独身を続けている男性を選ぶことはほぼない。彼女たちのお眼鏡にかなうような男性は、大方承認欲求の女と結婚しているからだ。

 

 何度も書いたが、恋愛は成立しにくくなっている。

 

 昔のような皆婚時代を復活させるには、あのとき岡村氏を、何が何でもいじめるような社会でなければならなかった。しかし、大していじめられることなく彼は擁護された。

 

 私はあの騒動の前、どんな風に考えて生きていたのか、もう思い出せない。

 

 

 そして私たちは今、重大な局面に立っているのかもしれない。

 

 性被害が発生してでも、子孫を残さなければいかないのか、と。

承認欲求の女の最大の罪②

   昔。

 

 昔の女性は皆清楚だったという考えが一般的だが、好きではない男性と結婚していた。

 この矛盾も、長年私の疑問だった。

 

 家庭に恵まれていない人が多く、恋愛が成立しやすかったとはいえ、若年期の成婚率の高さからしてそうではない夫婦も大勢いただろう。実際、好きではなかったとはっきり証言する人もいる。

 男が女に同情せず、苦労人が大勢いたことを踏まえると、多分……

 

 昔、特に貧しい時代は、女性が信じられないほど強姦被害に遭っていたのではないだろうか。

 

 『犬神家の一族』の映画で松嶋菜々子氏が演じる女性が男に襲われるシーンがあったが、そういったことが現実にも頻繁に起きていて、女性が独り身でいるのは危険なことだった。

 昭和初期は被害者が未成年でなければまともに取り締まっていなかったらしいし、女性が妥協して結婚する下地だったのかもしれない。

 

 そして、現代に至るまで、昔の常識から考えれば信じられないほど独り身の女性は強姦されることが決して0ではないが少なくなった。というより、現代の結婚は性犯罪の防犯機能がほぼない、という見方が正しいのだろうか。

 

 取り締まりが強化されたこともあるのだろうが、最も大きいのは安価なポルノ商品の流通? それとも苦労人、いや不健全発達の人間が多かったから?

 理由はわからないが、ひとまず大勢の女性が救われたわけだ。

 

 しかし同時に、好きではない男と結婚する理由もなくなってしまった。

承認欲求の女の最大の罪

 通常、女性の体は恋をしている男性の体のみを受け付け、それ以外の男性には拒絶反応が起きるようにできている。

 

 こんなことは、言わずもがなの常識だと私は思っていた。しかし世間、とりわけ男性にはまるで認識されていないことだということを思い知らされた事件が起きる。

 

 2020年の岡村隆史氏の失言騒動である。

 

 彼によれば、不景気になれば、普段売春婦にならない人が売春婦となると。

 

 私がこの話を聞いたときに最初に抱いた感想は、「いくら不景気とはいえ、今どきそんな人がいるわけないだろう」というのんきなものだった。しかし時間が経つにつれ、現実にはそんな悲劇が現代にも存在することがわかってきた。

 

 そして多くの男性がそれを悲劇だと思っていないことも。

 

 確かあのときに岡村さんの考えをはっきり否定した男性は、私が認識している限りでは松本人志氏、カズレーザー氏、たむらけんじ氏の3人のみ。

 

 多くの男性は、大したことではないと岡村氏の擁護にまわった。

 

 女性芸能人は黙ってしまったし、口を開いても皆無難なことしか言わない。

 いつものセクハラスキャンダルではもっと強く非難しているのに。

 

 ……事情はどうであれ、好いていない男と性交渉を持つ女に、男は全く同情していない。

 女としては衝撃的な事実だったが、今まで見えていなかったものがようやく見えてきたと気がついた。

 

 一つは、好きではない人との性交渉でトラウマを抱えている人は、芸能界をはじめとして、世間に大勢いるらしい、ということ。

 

 そして次に、もうこれで恋愛を諦めた結婚はできない、ということ。

 個人的なことになって申し訳ないが、私の恋愛経験など皆無に等しいし、両親も恋愛結婚ではなかったため、そういう生き方が身近だった。

 しかし、結婚は肉体関係が前提。これで独身の道を堂々と歩むことができると思うと、かえって清々しくはあったが。

 

 今は恋愛結婚という言葉もなかなか聞かなくなり、結婚は恋愛関係であることが前提。ただ、30代前半から半ばの女性のなかで、どうも妥協して結婚しているのではないかという人を、私は複数人見たことがある。

 独身の人間は格下という常識に耐えられなかったのか、子どもを産むことを考えての選択なのか……

 

 昔よりは妥協する女性は減っているのだろうが、全くいないと語るのは危険な気がしている。

2番人気の方々

 今まで、暗い、お堅い話ばかりしてきたので、ここでショートブレイク。

 

 これまで、承認欲求の女、不和家庭出身者の話ばかりしてきたが、他にも恋愛対象になりやすい人を見つけた。

 基本的には苦労人か、変わり者のどちらかである。

 

  • シングル家庭出身、若くして親を亡くす、経済的な困窮など、『不和』以外の家庭の苦労人
  • 性的マイノリティ
  • 障害者、重度の持病の持ち主
  • 性被害経験者等、重大犯罪の被害者
  • 浮気された経験を持つ男性
  • 承認欲求の女、もしくは不和家庭出身の女との結婚生活で疲労困憊している男性
  • 個性的な性格の持ち主
    • キャラの濃い面白い人
    • 芸術家系
    • 作家系(人をシビアに観察)
    • やり手経営者
    • 怖い、と恐れられる女性
  • 家事しない、できない女性
  • 気の強い男性

 

【作家系】

 これまで、高名な男性の妻として、恋人として承認欲求の女が選ばれているということを長々と書いてきたが、実は関係を持たずに避けることができる男性がいる。

 

 作家である。

 

 たとえば、村上春樹氏、三谷幸喜氏、宮藤官九郎氏。

 3人とも、高名でありながら女性に恨みを抱いている様子はない。

 

 作家がシビアに人を観察しているというのは、本当かもしれない。

 

 承認欲求の女は、実際よりも容姿や人柄が高く評価されていることが多い。

 

 健全な男は嘘を嫌う。

 

 この人、嘘だと思った瞬間、嫌になるのかもしれない。

 

 反対に、女への恨みで作品を書き続けているのが、東野圭吾氏だ。

 

 彼自身、女性に人気がある男性の雰囲気を醸し出している。

 今まで、女にひどい目に遭わされてきたのかもしれない。

 

 ……恨むのはお門違いだ。結局、女の趣味が悪いだけだから。

 

【家事しない、できない女性】

 家庭の苦労人の次に人気なのは、この人たちかもしれないが、私には全く理由がわからない。

 

 有名なのは夏目漱石の妻、夏目鏡子氏だろうか。

 

 家事が苦痛だという話が絶えないのは、家事の苦手な人から結婚相手として選ばれているというのも、理由の1つかもしれない。