承認欲求の女の最大の罪④

 そもそも、なぜ女の体の常識の乏しい男ばかりなのか?

 

 確かにあまりにもデリケートなことで、話題にすることはなかなかないだろう。

 それに、男性からすれば、相手から拒絶されるなど、考えていて気分のいいことではないかもしれない。

 

 しかし積年にわたる、性犯罪被害の訴え、セクハラ被害の訴えなどは、一体何と考えていたのだろう? それに……

 

 自分の妻や恋人に、一体何を教わってきたのだろうか?

 

 実は、私が今まで長々と書いてきた恋愛についての結論は、岡村氏の騒動が発端だった。それまでは自分に出会いがないことを嘆くだけだったが、この騒動が起きてからというもの、恋愛や結婚、性について真剣に考え続けた。

 

 そして浮かんだのが、男性が清楚でない女性を好きになっているのではないか、ということだった。

 

 多くの男性は不健全成長の女に夢中になる。

 不健全成長の女は、他人に自慢できるような男と結婚したがる。

 

 高名な男性と承認欲求の女という組み合わせは、ある意味需要と供給が一致していると言っていいだろう。結婚して、お互い幸せになっているなら、もう何も言うことはない。しかし……

 

 男を不幸にして、女への不信感を植え付けてしまっているなら、話は別だ。

 

 考えたくない考えだった。でも何もかも辻褄が合う。高名な男性は自分を不幸にする女と関係を結んでいる。おそらく、作家を除いて、ほぼ全員。

 

 高名な男性が、好いていない男に対する女性の拒絶反応を知らない理由。

 

 浮気をされて、心底女を恨んでいる? 言いにくいことを言わない女だから、男に教えられていない? いやそもそも、振り回されてきたから、女に対するイメージが悪すぎる? それとも……

 

 好きでもない自分と、にこにこして関係を結んでいたから?