恋愛の法則

 そもそも、どのような関係性の二人が、恋愛で結ばれるのか?

 

 承認欲求の女はさておき、自分の知り合い、芸能人、いろんな夫婦やカップルを思い浮かべ、考えてみた。そして得た結論が……

 

 人は棲む世界の違う人に、恋をするのではないだろうか。

 

 よく、恋愛の話をするときに、笑いながら、ないものを求めるという結論に至ることがあるが、それだと思う。

 

 年の差カップル。バツイチ子持ちの人と初婚の人。神経質な人と、無神経な人。頭のいい人、悪い人。国際結婚。円満家庭出身者と、不和家庭出身者。障害者と健常者。性的マイノリティとストレート。

 見た目もそうだろうか。美女と野獣。背が高い,低い。顔が濃い,薄い。太い人,細い人。(まあ,見た目だけではなかなか結ばれにくいだろうが……)

 そして,意見や考えも対立していないだろうか。結婚する。しない。子どもをつくる。つくらない。子どもに優しくする。厳しくする……

 

 障害者と健常者。盲目の方と健常者という夫婦をテレビで見かけたこともあったが、最近注目されがちなのは発達障害の方だろうか。集中力が高く、卓越した技術を持つ人が多いため、昔は少し変わった人、くらいの認識だったかもしれないが。

 

 性的マイノリティとストレート。矛盾しているようだがそれで成立するカップルは現実に存在するし、ストレートの人間が性的マイノリティと知らず結婚する例もある。

 

 円満家庭出身者と、不和家庭出身者。私は、この組み合わせのカップルが、最も多いのではないかと思っている。

 嫁姑問題、という言葉に表される通り、結婚相手の親のことで悩む人は時代を問わず多い。問題のある親を持つ人は結婚相手が円満家庭であることが多く、親と絶縁状態であることを理解してもらえないという悩みを抱えることが多いそうだ。

 

 長々とした説明になってしまったが、私の得た恋愛の結論はこうだ。

 

 人は特性の全く異なった相手に恋愛感情を抱く。

 少なくともどちらか一方が苦労人でなければ、恋愛が成立することはめったにない。